恋人ができると変わる人間の典型的な事例
花男・司Birthday企画
総二郎視点。
馬鹿は治らないんだ？
司と牧野(一方的に)付き合いだして２ヶ月。
何だかんだでうまくいっているようで
今日も文句を言っても仲良く話している。
「で？これ何なの？」
牧野の手の中にあるもの結構な値段のするであろう指輪。
「あ？恋人に指輪を贈るのは普通の事だって姉ちゃんも言ってたからな！！」
自慢げに言う司を思い切り殴る牧野。
「何すんだ！！」
ギロリと司を睨んで分かんないの？って顔をしている。
牧野・・・司にそんな事解る筈ないだろう？
自分本位の俺様野獣だぞ？
「ほんっとにあんたって馬鹿よね？」
「何だと！？」
俺も馬鹿だと思うぞ司。
見るからに指輪は悪趣味的に石がでかい・・・
そんなの付けてる女子高生ってどうだ？
俺は嫌だ。
「あんたに常識を求めたりは無いわよ！！だけどねあたしは指輪なんて欲しくないわよ！！」
牧野そっち？
「指輪よりも物よりも思い出になるような事の方が何倍もうれしいわ！！」
物より思い出ってどっかのＣＭ ？
「・・・物じゃ釣れないってのは解ってんだよ！！だけど俺の気持ちの問題なんだって
俺の女だって赤司付けて欲しかったんだよ！！」
司！！赤司じゃねぇよ！！
証だ！！証！！
赤い司付けてどうすんだ！！
俺も嫌だぞそんなの！！
「あんた…バカ？赤司じゃなくて証でしょ？」
「あぁ・・・そうともいう」
「ほかに言うわけないでしょ？」
「だだけど・・・ちょこっとくらいいいだろ？」
「そんな指輪は嫌だけど・・・携帯のストラップ位ならいいわよ？ただし！！シンプルなのよ！？」
「ああ！！分かった。早速買いに行くぞ！！」
牧野の手を引いて出ていく司の背を見送りながら
恋人ができると変わる人間の典型的な事例
を今更ながら目にしている俺。
司は牧野と付き合う事で変わった。
誰もが思う事・・・
前は見えなかった不器用な優しさと
相手の望みを少しでも聞くようになった・・・
牧野限定だが・・・
牧野に対してはコレでもかって位優しい。
まぁ・・・無自覚だろうが・・・
でもよ・・・司
どうせなら変わるなら
馬鹿も治ればなお良し！！
だったんだけど
馬鹿は治らないんだな
しみじみと感じる午後の日。
終わり。
つくしと居る事で典型的に変わる司。
でもバカは治らないんだよね・・・
赤司・・・なぜか変換一発目で出てきた・・・何だこれ？
と思ったのは言うまでもないｗ
[1回]
