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DEVIL HEAVEN ~倉庫~

22・1・26 ダンス開始 倉庫化しました。こちらの更新はありません

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類birthday・SS

花男類birthday・SS

類の独り語りというか・・・想い?みたいな?
読んでやろうという方は続きをどうぞ・・・
何か・・・前に似たような話を書いたような気がしないでもない・・・(*´д`*)

 

それが本物の恋だと気付いた時に本当の意味で目が覚めたんだ
         
         ━━━━━━━━あんたを護る為だけに・・・

 

ここから・・・
 

俺の世界は、色なんて無いようなものだった。
白くて薄く膜がかかったように、薄らとした色で出来ていたような感じ。

初めに俺の世界を広げてくれたのは、静。
幼馴染で俺の大事な女だとずっと思っていた。


これが恋だと、愛だと思っていた。


ずっと静だけだと彼女だけいればいいと思っていた。


けれどある日見かけた女。
英徳に通う普通の女とは全く違う、突然非常階段で叫んですっきりした顔でまた去っていく変な女。
それを初めは、すごく煩くて不快だったと思う。
けれどいつしか彼女の叫びが聞こえないと姿を見ないと少し寂しいような物足りないような気がした。

いつからか彼女が非常階段にやってくるのを楽しみに待つようになっていた。


その非常階段に現れてた女が俺達に宣戦布告をしてきた。

素直に驚いたけどその瞳を正面から見た時に、その意思の強い瞳に見つめられている状況が何故か居心地が悪かったのを今でも覚えている。
それはきっと射抜くような真っ直ぐな瞳で心の中まで見られてるような気がしたからだと今は思う。

そんな彼女の真っ直ぐな心と優しさに司が惹かれ追いかけ始めた。

その司の行動を見ていると何故か解らないけれど心がモヤモヤした。

そんな時、静が戻ってきた。
だからその気持ちを突き詰めることをせず静の近くにいることを選んだ。
自分が好きなのは静だからと・・・何故か言い聞かせている事に何の疑問も抱かずに、静を追いかけてフランスに行った。


静との生活は、楽しかった・・・と思う。
でも、静は、俺の本当の心が解ってたのだと思う。
恋人というよりも姉のように家族のように俺を見守っていた。
俺が、自分で自分の気持ちに気付くようにそっと道を指し示すように小さなアドバイスを付けていたように今は思う。

そして気付いた。

静と居るのに話題はいつも牧野だという事に・・・

牧野を思い出すと心がほんのり暖かくなるような、切なくなるような不思議な感覚だった。

静にその話をすると、イタズラが成功したような弟が成長して嬉しいような笑顔で笑った。
 

「そう。私と居るよりも類は、牧野さんと一緒にいる時の方がとても自然で楽しそうだったわよ?やっと気付いてくれたのね?
じゃあ、もうどうすればいいか分かるわね?類」
 

そう言われて恥ずかしいような嬉しいような不思議な感覚で頷いた。
自分の気持ちに気付いたんだからもうココには居るべきではない。帰ろう・・・日本へ・・・牧野の近くへ。


自分の気持ちを大切に心に仕舞って帰ると、目の前が真っ暗になるような現実を突きつけられた。


牧野と司が付き合いだした・・・と・・・


色々と思った。
色々と心を誤魔化そうとして慣れない事もした。

その行動が牧野を困らせて悲しませる事だと気付いた時に自分の子供な心が嫌で恥ずかしくなった。
そして気付いた。

恋人だけが人の繋がりじゃない。

大切だから彼女には、笑っていて欲しい。
俺が、みんなが、幸せになれるような笑顔で笑っていて欲しいと・・・。

それから俺は呪文のように言ってきた。
 

【牧野が笑ってくれるならそれでいい】
 

だけど司と牧野の恋は、牧野を傷付けていった。
泣いて苦しんでいる牧野の傍にいる事しかできなくて、そんな自分が嫌だった。
鉄の女に邪魔をされたり司が記憶をなくしたり色々とあって

4年の約束。

けれどその約束は果たされなかった。

牧野は笑っていたけど誰が見ても解った・・・無理していると。

だから時間が許す限り傍に寄り添っていた。
何か言うでもなく慰めるわけでも話すわけでもなくただ傍にいた。


「花沢類。ありがとうそしてごめんね。でももう大丈夫だよ?道明寺の事はちゃんと心の中で折り合いつけたからもう大丈夫」


数日後牧野らしい本当の笑顔でそう言われて、嬉しいような寂しいような気がした。
もう俺は必要ないのか・・・って。
 

「花沢類といると本当に癒されるし自分の心に素直になれる様な気がするんだよね」
 

続けて何の計算も思惑もなく言われて顔に血が上るのが解った。
見られないように手で顔を覆って牧野の頭を抑えた。

 

ねぇ牧野・・・その言葉って俺、自惚れてもいいの?


俺が傍にいてもいいって・・・牧野の隣に居てもいいって思っていいの?


もう少し落ち着いたら・・・本気でアンタの隣を狙ってもいいの?


口に出して言わないのは、きっとそれを・・・俺の今の気持ちを言ったら


絶対アンタは逃げるから


だから今は言わない。
総二郎もあきらも牧野の隣を狙っているのは解っているから・・・油断はできない。


だって俺は気付いたから。


俺の世界に色を付けるのは・・・
俺の心を動かすのは・・・

 

いつだって牧野つくしだけだから。


だから今度は、間違わないよ。

 

 

俺が欲しいのは、牧野つくしただ一人。

 

だから・・・覚悟して?
ね・・・牧野。


終われ。
なんがグダグダダメダメ駄文が出来上がったぞ(ノ∀`)

ごめんよ・゜・(ノД`)・゜・脳が変な方向に向かってるんだよぉぉぉ(ノ゚ο゚)ノ
ていうか、シリアス的なお話は・・・書けないんだと再認識する。

 


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