花男・ＩＦ番外編。
道明寺家の日常
～西田の苦労日記～
私、西田と申します。
道明寺財閥社長、道明寺楓様の第一秘書をしています。
今回は、暫く日本で道明寺財閥後継者である司様の教育をして欲しいと脅され・・・頼まれました。
私だけでは無理ですので、椿様と道明寺邸影の統治者とも言われるタマ様にご協力賜ることになりました。
心強いのかは微妙なところですが(ゲホゴホ
さて、気を取り直して理由を申しますと、道明寺家の次女つくし様が日本に帰国される前に、少しでもまともな生き物・・・生活にする為です。
司様は、周りに猛獣とか野獣とか言われちっとも人間らしくない行動をなさっているとか・・・
私、ただの秘書ですよ？
何で、何が悲しくて楽しくて獣の調教をしなくてはならないんですか！？
と、内心パニクっている私に、楓様には笑顔で
『西田、あなたなら大丈夫でしょう。一応私が産んだのです。だから人間でしょうし？それに司が大学に入るのと同時に貴方には、司付きの秘書になっていただく予定ですもの。遅かれ早かれ一緒に行動することが決まってるんです早く慣れるためにもいいでしょう？』
と、最後通告の様な事をおっしゃられました。
私、生きて還れるのでしょうか？本当に生還できるのですか？
猛獣に喰われるなんてこと・・・
ゴホゴホ・・・つい、想像で暴走してしまいました。失礼しました。
つくし様が来る前にちょっとでも人間に戻すべく一足先に日本にやってきました。
タマ様と椿様と・・・
これから先を考えると、私・・・本当に無事に定年退職というモノを果たせる気がいたしません。
もし、出来る事なら結婚を・・・と考えますが、道明寺家の方々に邪魔・・・振り回されている為定年後の出会いを夢見ている。
転職をも考えてます。
誰か、よい就職先がありましたら、私、西田までご連絡ください。
終わり。
つくし帰国に合わせて日本からＮＹに強制的に召喚される西田さんです。
愚痴日記ともいう・・・
[3回]
