小さな嘘に微笑んでくれた
花男・類つく
真実と嘘と
あたしの心。
誰にも言えない。
類と付き合い始めて数か月。
あたしの心は満たされている筈で・・・
なのにゆっくりと広がっていく不安。
あたしは幸せ。
そう何度も自分に言い聞かせる様に呟いて。
けれど拭われる事の無い不安。
あたしは何が不安なのだろう？
何度自分に問いかけても答えは出ない。
そんなあたしの変化に類が気付かない筈は無くて・・・
類に心配かけたくなくて、でも隠そうとすればするほどきっと類を傷付けるだから言う。
「幸せだよ・・・だから、心配なの不安なの・・・この幸せが無くなるのが」
あたしの嘘。
何だか解らない不安の元を幸せを無くすのがと言ってしまう。
あたしの小さな嘘。
けれど類は
小さな嘘に微笑んでくれた
理由のない不安を幸せだからと誤魔化したあたしの嘘に微笑んでくれた。
「大丈夫。俺には牧野だけだから。俺は居なくなったりしない」
そう言って抱きしめて笑ってくれる。
口数の少ない類の精一杯の言葉。
だからいつも心に響く。
あたしの不安はきっと今の幸せを喪う事じゃない。
でもそれにはまだ気付いてはいけない。
あたしの心の警鐘がなっているから。
だからもう少しだけ
真実と嘘の狭間で
類の優しい空気に包まれて
眠っていたい。
だからまだあたしを
目覚めさせないで？
終わっとけｗ
なんだか分からなくなってきたぞ？
何で他人事のように言うんだｗ
う～むぅぅ・・・幸せ計画に陰りが！？←
いい加減にしろｗとツッコまれそうだｗ
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