まさかどうしてあの二人?(接点なんてあったっけ?)
花男・司Birthday
つかつく。あきら視点?←
いきなりどうしてそうなった?
いや確かに・・・司は牧野を好きだった。
が。牧野は嫌がって逃げていた筈。
なのに今朝突然の司からの電話。
時間を気にしろよお前!?
とか言いたくなる時間だったのはまぁよくないけど良い。
「あきら?俺牧野と付き合う事のなった」
「お・・・めでとう?」
ビックリしたのと朝早すぎたのとで疑問形の祝いの言葉を述べた。
数瞬後・・・シッカリ覚醒した頭で・・・
どうしてそうなったのか?
だって昨日の時点では牧野は、もうすごい勢いで司を恋愛相手として否定していた・・・よな?
いったい何があったのか?
ラウンジに集合をかける。
とりあえず司抜きで!!
牧野を捕まえて理由を聞かなくては納得できない。
牧野は司を恋愛相手とは見て無かったはずなのに突然の恋人宣言の裏はなんだ?
恋愛のれの字すらなかった2人の恋愛に発展するような接点なんて無い筈。
現れた牧野は・・・ゲッソリとやつれた姿。
昨日までは確かスッゴク元気そうだったよな?
昨日何があったんだ!?
類なんて顔が心配そうだ・・・牧野の事以外では顔の筋肉動かないよなお前。
総二郎もすっげ目を見開いちゃってるぞ
俺もびっくりしてるけど心配だけど
話を聞かせてくれよ?
司が来る前に!!
「で・・・司と付き合うってマジか?」
すぐに確信に触れる。
時間なんてないからな・・・
野獣が現れる前に話を終わらせて俺達を・・・俺を納得させてくれ!!
「・・・ないわよ」
「・・・は?」
「付き合いたくなんてないわよ!!でも付き合うことになっちゃったんだから仕方ないじゃない!!」
「何それ?」
類顔恐いよ!?
「しょうがないでしょ?だって椿お姉さんがあたしとあのバカが付き合ってると勘違いしていろいろ始めちゃうし?
あのバカは馬鹿で・・・俺達付き合ってたんだな!!とか言い出して
付き合ってないとか付き合う気ないとか言っても
あの似た者姉弟全く聞く耳持たなくて・・・付き合ってる事になってしまったのよ!?」
一気に言い切った牧野は項垂れて疲れ切っていた。
ああ・・・そゆ事・・・
妙に納得。
「・・・どうすんだ?」
総二郎が聞く。
どうしようもないだろうな・・・姉ちゃんが絡んでると余計。
ガバっと顔を上げた牧野。
何か決心が窺える強い瞳。
「まぁ付き合うって言ってもあたしにとってあいつは今ならダチくらいには思えるから何とか・・・付き合ってみようとは思うけど・・・
それよりもまともな人間になる様に叩き直す方が先だから」
綺麗な笑顔でそう言った。
まさかどうしてあの二人?
とか思ったけれど・・・
お似合いの2人だと今はっきり思ったのは
ここに居る全員の心の声だと思うのは俺の思い過ごしじゃ無い筈?
終わり。
猛獣使い・・・猛獣を人間に計画発動の瞬間?
おぃ・・・誕生日企画ちゃうんかい!!??←
・・・ちゃんと誕生日企画になる…筈だよ?