3:「作業の邪魔したいわけじゃないんだ。ただ愛を囁きたいんだよ」
「ああそうですかならさっさと終わらしてからにしてくれないと私は今から廊下を世界新記録のスピードで走って逃げます」
「つれないなぁマイハニー」
「そうかんたんにつれたら面白くないでしょう。ほらさっさと手を動かして!」
色々微妙w
読み流してくれるとイイナw
苦情などは受け付けません。
花男・あきつく
2年勤めた会社が倒産した。
とりあえずは繋ぎにでもとアルバイトしようかと就職情報誌片手に
カフェでお茶を飲んでいたら久しぶりに懐かしい人に声をかけられた。
「牧野?こんなところで何やってんだ?仕事はどうしたんだよ?」
「え?あれ・・・美作さん?久しぶりだね~イギリスじゃなかったの?」
「あぁ・・・暫くは日本になったんだよ一昨日帰ってきたんだ・・・て質問の答えは?なんでここでお茶してんだよ?」
「あ~ははは・・・就職した会社がさぁ~倒産しちゃったんだよね・・・で、今仕事探し中なんだよ」
と情報誌を見せながら話すと、心配そうにあたしを見た。
「お前相変わらず苦労してんな・・・」
そう言って優しく頭を撫でてくれて、うっかり涙出そうになった。
「もぉ・・・子ども扱いしないで!!でも心配してくれてありがとう。
う~んでもさ前日までそんな素振りも無くてさぁ~朝会社行ったら入口に倒産しましたって張り紙してあるのには流石のあたしも暫くボー然としちゃったよ」
あの日の事(といっても2日前だけど)を思い出して遠い目をしてしまった。
「ふ~ん・・・牧野さ・・・よかったらうちの会社こねぇ?ちょうど俺の秘書探してたんだよ」
・・・突然何言いだすこの坊ちゃん!?
「ひ…秘書!?無理に決まってんでしょ!!あたしに秘書なんて出来る訳無いじゃん!!」
焦って拒否したけど美作さんあたしの話聞いてないでしょ!?
どこに電話してんのよ!!
「牧野俺の秘書に決まったから(ニヤ)」
「はぁ~~~!???何でそうなるのよ!!おかしいでしょ!!??」
ホントどうしてそうなるのよ、お金持ちって人の話聞かない生き物なの?そうなの?
あぁそういえば・・・道明寺とか全く人の話聞いてなかったな~なんて考えてる場合じゃないって!!
「秘書なんて無理だし!!」
懸命に言い募ってみるものの。
「ん?大丈夫だって・・・だってお前秘書課だったんだろ?俺もこっち戻ってきたばっかだし?
知らない奴と仕事するなら牧野と一緒の方が仕事しやすいと思うんだよ・・・ほら俺神経質だし?」
あたし、あんた達に秘書課だってこと言ったっけ?
「あ~桜子に聞いた。結構有能だって言ってたな~」
「桜子…」
「それにお袋乗り気だし?今からお家に連れてきて~て言ってたぞ?」
「は?」
「さっき電話してたろ?お袋心配して俺の秘書にするように手配するって言ってたし?
断るならお袋に言ってくれよ?」
「無理・・・夢子さんに勝てる訳ないじゃない!!」
「じゃ決まりだなw」
そんな会話の元・・・あたしは美作さんの秘書になる事になった。
今日の予定を美作さんに告げる。
「了解・・・でだ・・・牧野・・・別に仕事の邪魔したいわけじゃないんだ。ただ少しの時間でいいんだ愛を囁きたいんだ・・・ダメか?
最近仕事忙しくて2人きりで話もできてないし
折角念願かなって恋人になれたっていうのに殆ど仕事の会話って侘しいじゃん!?」
「・・・ああそうですかならさっさと仕事終わらしてからにして下さい。
仕事とプライベートは分けて下さいね。それに今始まったばかりのプロジェクトを抱えているんです忙しくて当たり前でしょう!?
仕事に戻ってくれないなら私は今から廊下を世界新記録のスピードで走って逃げますよ?そして辞表を出させていただきます。」
これでもかという程いい笑顔で言ってやったわ。
仕事中に恥ずかしくなるような甘い台詞言われた日には仕事にならなくなっちゃうし。
それに恋人同士になったって・・・恥ずかしいものは恥ずかしい。
だって平然と恥ずかしいこと言うんだもんフェロモン付きで。
「つれないなぁマイハニー・・・このプロジェクト終わったら覚悟して?」
フェロモン付きで何て恐ろしいこと言うの!?覚悟って覚悟って何の覚悟?
覚悟はいつでも!!なんて言えない。
「そうかんたんにつれたら面白くないでしょう。ほらさっさと手を動かして!午前中に目を通してもらわないといけない書類はまだあるんだから・・・
・・・・・・覚悟出来てるからプロジェクト頑張って・・・」
最後のセリフを小声で告げるとビックリした様にこっちを見て
「じゃ・・・ご褒美のために頑張りますかw」
そう言った美作さんの笑顔にヤラレタ・・・。
プロジェクト成功後・・・美味しく頂かれたかどうかはご想像にお任せします。
終われw
なんだコレwな駄文が出来上がりました←