1
「現実を見ろ現実を!」
「お前が言っても説得力ねーな」
2
「あ、危ない!」
「言うの遅ェよ」
3
「…バカは風邪を引かないんだよ」
「その言葉は今お前によって嘘だと証明されたな」
4
「ごめん、もう無理」
「無理しろよ」
5
「ドレファラシド。何が言いたいかわかるか?」
「味噌無し」
6
「コレ、君に似合うと思うよ!」
「それ遠回しに俺に女装しろって言ってる?」
ブルーメリー様よりお借りしました。
花男・ギャグ。
1
今日また人妻に振られた。
落ち込んでいる俺を馬鹿にするように笑う司。
「現実を見ろ現実を!人のモンに手なんか出すからだ!!ちゃんと恋愛しろよあきら!!」
司・・・お前人の地雷踏むの好きだな・・・
「司・・・お前が言っても説得力ねーな!?牧野に振られ続けて嫌がられて逃げられてるお前には、言われたくないね!!」
俺の言い分に青筋立てて怒る前に、さっきも牧野に逃げられていていた為か、真っ白になった司・・・ザマアミロ!!
2
司の背後に鬼の形相で立っているあきら。
何をしたのか分からないが、かなりご立腹なのは見て分かる。
何をしたんだ司!?
今にも殴り掛かりそうなあきら。
「あ司、危ない!」
とりあえずは注意してみたが。
殴られた後だった。
「言うの遅ェよ!類!!」
猛獣司が吼える・・・ただ、ちょっと注意が遅かっただけでうるさい。
今度は俺が殴って黙らせてやろうか?
物騒な思考を巡らせる類だった。
3
珍しく静かに授業を受けられてご満悦なつくし。
いつもうるさく付き纏う司が居ないので機嫌がいい。
「…バカは風邪を引かないんだよ…て思ったんだけど」
「その言葉は今日司によって嘘だと証明されたな・・・日本語に弱い司が見事に風邪ひいたからな~」
風邪を引いた司が、休みの為お守から解放され清々しい顔で頷きあうつくしとお祭りコンビであった。
類は、つくしと2人でも邪魔が入らずご機嫌だったとか?
4
大学のカフェテリアで、次の講義に行こうとするあきら。
類は、同じ講義を取っている。
けれど準備する気配もない。
それどころか、寝る準備を始めている・・・
「ごめん、もう無理・・・おやすみなさい・・・」
言うが早いか夢の国に旅立とうとしている。
慌てて起こすあきら。
「無理しろよ!!って、こら寝るな類!!」
あきらの行動虚しく類は、夢の国の住人になっていた。
その後、つくしに講義に出ないのは勿体ないと説教され、講義には出るが講義中に寝ているのであった。
バレ無きゃいいでしょ?by類。
5
司の行動と意味不明な言動に疲れたつくし。
ぼそりと非常階段で呟く。
「道明寺ってさ・・・ドレファラシド、だよね。何が言いたいかわかる?」
小さく首を傾げて類を見る。
類は軽く笑って
「味噌無し・・・司脳足りてる?って言いたいの?」
頷いたつくしに、うまい事言うねと腹を抱えて笑い転げる類。
後日類が、確かに何か足りてないよね~と司に向かって笑いながら言ったとか・・・。
6
ほぼ強制的に連れてこられた滋の家。
どうすんだコレ!?と言うしかない衣装の数々。
殆どコスプレだ。
その1着を手に取り
「コレ、類に似合うと思うよ!」
と(引き攣り気味に)にっこり笑って言うつくし。
「それ遠回しに俺に女装しろって言ってる?」
目の笑っていない類の視線に居た堪れなくなり全てを白状する。
類の冷笑攻撃に滋のF4に女装させようという目論見は見事に砕け散った。
終わり。
なんだか…やっちゃいましたw(/ω\)