月(ゆえ)のお話。
弟子は、師匠に似るってかんじのものかなぁ?
師匠と弟子
カフェ~Zi’Kill~
「師匠~、じゃなくて、マスターモーニングセット1つ」
入って直にカウンターに突っ伏して注文する少年。
それを優しい目で見つめながら注文の品を作り始めるマスター。
「おい、月?何死んでんだよ?っていうかお前は俺の弟子でしょ?だから師匠で良いよ?」
コーヒーを差し出して頭を撫でながらいう。コレが他の者だったら確実に病院送りにされているだろう。
月は、他人に頭を撫でられるのを嫌う、師匠であるマスターとクロイツの仲間くらいだろう一部除くが。
「う~、アリガト師匠。あ~ギルドのジジイ絞めたいかも?メンドイ仕事押し付けやがって!!」
コーヒーを啜りながら呟く。
それを聞いたマスターモトイ師匠が、軽く首を捻り視線で言ってみろと促す。
師匠は、弟子である月には弱い。とても可愛がっている。
弟子…月に何かあれば間違いなく相手は…落とされる。何処に?というのは聞かないのが吉だろう。
「ん~、内部調査?ギルド内に…つうか、長老会?にどうやら裏切り者がいるらしくて~それの調査と繫がりある組織の壊滅だってさ~壊滅は良いけれど…」
そこまで月が言えば、得心いった様に頷くマスター。
「調査は、クロイツ向きではないわな」
軽く笑っていったマスターの言葉に月は、出来立ての朝ごはんを口に運びながら頷く。
それを優しく見守りドアにクローズの看板を下げる。
「じゃ、それ食べ終わったら行くか」
何処に?と問わずとも分かる、ギルドマスターの部屋に奇襲をかけるのだ。
マスター自身元がハンターである。その動きも技も衰えてはいないし、寧ろレベルが上がっている。
そんな2人に、ハッキリ言って敵はいない。
そんな事は露知らず、のんきにお茶を飲んでいたギルドマスターが2人に攻められて病院に運ばれるのは数時間後の話。
「しかし、ジジイ弱くなったか?一時間持たないとは」
「ん~、いつもこんなもんだよ?師匠」
「あ~、ギルド自体の底上げ能力の底上げが大事だよな?」
「そうだね~、平とかマジ弱いし?」
そう言って黒い何かを出しながら話し合う師弟が見受けられた後、ギルド内にトラップや暗号トラップ等が多数仕掛けられ、病院送りになるハンターが続出したのは言うまでも無い。
その後、スッキリした顔の師弟が仲良く昼食をとりながら今後の恐ろしい内容の方針を話していたのはまた別の話。
お粗末様。
自分何したかったのか分かりません(笑)
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