響き渡る絶叫が平和の象徴
平和?な日常
今日もマンションに木霊する郁の絶叫が…。
「って、今日は何したのさ?」
呆れ顔で月が隣でお茶を啜っている幼馴染で仲間でもある桜(本名桜汰)に訊ねる。
「ああ、ウチの子がいつもの攻撃をしているだけだし気にしなくてもその内沈黙するでしょ郁が?」
ニッコリと笑ってとんでもない爆弾を投下する。が、月も何時もの事なので気にしない。
「あ~、そういえば…桜の式神の標準装備って郁に攻撃だったけ」
思い出した様に呟く月に、笑顔のまま頷く桜。
そんな標準装備要らないと郁が却下したが、郁の成長には必要と律、月、桜の決定で装備されてしまったのであった。
郁の欠点でもある気配が読めないを克服する為である。
相変わらず気配は読めないが、攻撃を避ける回避能力身体能力は…動物並みに上がったのであった。
「気配読めないけど、相変わらずの反射神経だよね~」
「あはは~だよね~、その所為か…式神攻撃力アップしたし」
ほのぼのとしているが会話は、途轍もなく物騒だが気にしていない。
郁の逃げる姿を見つつ優雅にお茶を飲む月と桜。
そんな日常の平和な午後の一こま。
「平和じゃねぇよ!!」by郁