最凶ヒロイン
もしも、白黒主従が中身入れ代わったら………。
「(にこ~り)面白いと思うのよね~♪ロデオ?」
「主語が抜けてるぞニィナ…そうなったら面白そうだが駄目だぞ」
「主語が抜けてても通じてるじゃない…ケチ」
「通じてる訳じゃ無い、ニィナ、お前冒頭で声に出してたぞ…って俺はケチじゃない」
「ぶ~ツマンナイ」
そんな会話をニィナとロデオがしていると…
「ニィナ…頭をぶつけたりして強いショックを与えると、中身が入れ代わるっていう物語ってあったよね?」
そんな事を言いながらナオヤが会話に乱入して来た。
「ナオヤ…楽しそうだな」
「くす、楽しいよ?ニィナが、見たいと思った事を見せてあげるのが俺の生き甲斐だしね?」
ナオヤが言い切ると、
「ヘ~ヘ~ご馳走様」
と、ロデオが言い。
「有難うナオヤ君、じゃ早速やっちゃおうか♪」
と、ニィナが言った。
「そうだね、せっかく白黒両方揃って同じ街に滞在中なんだからね。チャンスは逃しちゃ駄目だしね」
そう、ナオヤが言うと、白黒主従を探しにニィナとナオヤは、人混みに紛れて行った。
それを見送ったロデオは
「4人とも自力で生き延びろ…っていうか、死ぬ気で逃げろ」
そう、呟いた。
【ドッゴン】
白黒主従をぶつけてみた。
「…無反応というか動かないわね?強く打ち過ぎたかしら?」
チョットつまらなそうに、そんな事を呟くニィナ。
「仕方ないね…、一回で簡単に入れ替わっても面白くないしね?(笑)」
黒さ全開でニィナを宥める様な事を言ってはいるが、顔が明らかに不満そうなナオヤ。
「この、似た者カップル」
ボソリと影で様子を見ていたロデオが呟く。
「しかし…、本当に実行するとは、恐ろしいヤツ等だな…」
ロデオが、そう言った訳は…
〔しっかり入れ替わっていたが、目の前に自分が居るという事にどう反応して良いのか解らない為4人とも無反応だったからだ〕
猫でも創造神なだけはある。
「…つまんないし、何処かに遊びに行こうよナオヤ君?」
「そうだね…なんだか反応無いし見ていてもつまらないしね?」
と、言い何処かえ行ってしまう2人だった。
白黒主従入れ替わりは次に続くのか?
さあ?←
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