忍者ブログ

DEVIL HEAVEN ~倉庫~

22・1・26 ダンス開始 倉庫化しました。こちらの更新はありません

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

乙女系・カヌチ・シンとカスガと真の敵

ある意味最大級の敵・・・



シンとカスガと真の敵

「アキ…カスガ止めて俺にしなよ?」


今日もシンのこの一言から始まるシンとカスガのアキ争奪戦という名のじゃれ合い。

 

アキは、その光景をもう悟りでも開いたような達観した眼差しで見ている。

 

「今日も平和ね?カヤナもヴァルハラで元気かな?」

 

アキは、そう言って空を見上げる。

 

その後ろで2人は…

 

「うるさいよ!!カスガは、アンタみたいなおっさんじゃないし!!」

 

「だから、それは何度も説明しただろう。お前も一応は納得しただろう?」

 

「それはソレこれはコレ!!」

 

「意味が分からん」

 


「頭固すぎ…だからおっさんは…」

 

どうでも良い事を言い合っている。

「話がループしてるし…」

 

呆れた呟きをもらしアキは、再び素材を探しに専念する事にした。

 


そうこうしている内に白熱していたじゃれ合いは、剣を抜く迄に発展した。

 


「アンタを倒してアキをオッサンの魔の手から救ってやる!!」

 


剣をカスガに向けそう宣言するシン。


カスガの(普段は動かない)眉がピクリと跳ねる。

 


「……何度も言っているだろう…俺とアキは、恋人同士だ!!邪魔をしているのはシン…オマエだ!!」

 


微妙に目を据わらせたカスガが、身構えてそう叫ぶ。

 


その様子にアキには

 

「ウザッ!!」

 

ボソッと呟いた。

 

 

2人には聞こえていなかったらしく、剣を交えている。

 


アキは、そんな2人を


 


【どうしてやろうか?】

 


と、考えていた。


 

「私なんでカスガさん選んだんだろう?」

 


今さらそんな疑問を言うアキ。

 

「本当に今更そんな事を言うなアキは…」

 


突然背後から懐かしい声が聞こえて、勢い良く振り返った。

 


「……カヤナどうして!?」

 


「ん?アキが心配でな…ちょっと知り合いの魔術師を脅して来た。」
 

 

何事も無かったかの様にサラリと脅してと言い切ったカヤナ。

 

「ふふ、変わらないわねカヤナ…でも、また会えて嬉しい」

 


アキは、笑顔で言う。

 


シンとカスガは、突然の出来事に動きが止まっていた。

「…オイ…オッサン…」

 


「オッサンじゃないと言っている…で、何だシン?」

 

一応オッサン部分にツッコンでから用件を聞くカスガ

 

「あれ…誰だよ…すっげぇアキと仲良さそうだけど知り合いなのか?
何かヤバそうな気がするんだけど…」

 


本能で何かを感じているらしいシンがカスガに聞いた

カスガは、無邪気に喜んでいる恋人を複雑な顔で見てシンに向き直り真剣な顔になり

 

 

「………彼女は…最凶最悪最大の敵…だ」

 

そう言った。

 


「最凶最悪最大の敵?どこがさ?」

 

納得しきれないシンはカスガを見る。

 


「彼女は正真正銘のこの国の戦女神だ
そして…アキを大切に思っているアキの親友でもある・・・たぶん・・・」

 


カスガは苦々し気に言った。

 

 

 

(…ちっちゃくたぶんって)

 


憐れむようにカスガを見て心中で呆れるシン。

フと、カヤナは、シンの方に視線を移し

 


「…アキ…あのちっさい奴はもしかしてシンのか?」

 

ニヤニヤしながら問いかけた。
その目には、確信が見える…確認ということらしい。

アキは、にこやかに

 

「うん、そうよ~15歳なのよ」

 

と、答える。

 


その様子…(主にカヤナ)を見たカスガは、


【ポン…】





と、シンの肩を軽く叩き
虚ろな目を向け

 


「…(死ぬ気で)ガンバレ…」

そう言った。

 

「オイ…オッサン?今の間なんだ?ガンバレの前何つった!?」

 

 

ヤバイ!!気がしてカスガを問い詰めようとしたが、カスガがそんな(必死)に迫るシンを…………………………………………………………………………………カヤナに向かって

 


投げた。

 


「テメっこのジジイ何すんだ!?」

 

勢い良く立ち上がったシンの肩をカヤナが、掴み


 


(見た目)極上の(黒さの滲む)笑顔(目は笑ってない)

 


「お前が15歳のシンか…そうか…くっくっくっ…」

 

カヤナの様子に引き気味になるシンは、アキに助けを求めようと見るが…

 


いつの間にか500m程彼方に移動(避難?)していた。
アキの肩には、付いてきたコロが乗っていた。

 

「チョッ…何でアキそんなトコに居るの!?いつの間に!?ってか、その動物何!?ってアキに引っ付くな!!」

 


微妙におかしな事を言っているシンを、嘲笑うようにアキの顔にスリ寄るコロ。シン(カスガ)には、コロから黒いモノが見えた。

カヤナは、まだ不気味に笑っていた。



 

「では、兄弟弟子としては、更に鍛えてやらねば失礼というものだな?」

 

 

修行と云う名の荒行が、決定事項として告げられる。

 

「ああ、もちろん貴様もだぞ?カスガ?」

 

 

「なぁ…何で俺まで」

 


「貴様が私より弱いからだ」

 

 

カスガの言葉を一刀両断し早速始めようとするカヤナ、その目は獲物を狙う肉食獣そのものだ…


カスガは


(ある種ヤスナの某神様イズサミよりタチ悪いな…)

 


心中そう呟く…口に出したら確実に殺られること必至だから…。

 

シンは、訳が分からず戸惑っていたが、弱いからだ!!と、言われて負けず嫌いな性格も相俟ってか、殺る気モードだった。

数分後…


「「はぁ…はぁ…ぜぇぃ…」」


汗だくで肩で息する二人に対し汗ひとつかかずケロッとしているカヤナ。

 

そんな様子を生暖かく見守るアキ。

 

「…何なんだよアンタってかさっきの兄弟弟子って何だよ?」

 


隙を作る為か、ただの疑問か、思い出したように問いかける。

 


「ああ、それは…オマエらの師匠の糸目の変態は…私の剣の師でもあるからな」

 

嫌そうにそれはそれは忌々し気に答えるカヤナの様子にただならぬモノを感じ後ずさるシンとカスガ。

 

どす黒モノを背負ってわかったか?的に向き直るカヤナの様子で、なにかを察した2人は、

 

 

「「ソレって鍛えるって言いつつ八つ当たりか!!」」

 


声を揃えて叫んだ。

 

カヤナは、

 


「くっくっくっ…それがどうした!!」

 

開き直った。

 

「「開き直ったよ…あの人」」

 

「まぁ…カヤナだし?」

 


いつの間にか側に来たアキが、フォローにならないフォローを入れる

 


「続きはご飯食べてからにしない?」

 

そう提案してきた。

 


「そうだな…腹もへったし…何よりアキの料理も久しぶりだ」

 

嬉しそうに提案に乗るカヤナを見てシンは

 

「おい、オッサン…」

 

「オッサンでは無いと言っている…で、何だシン?」


「オッサンはオッサンなんだから気にすんな!!じゃなくアイツからアキを引き離そう!!」

 


「オッサン言うな…ああ、その提案には乗ろう」

 

「「一時休戦だな」」

 

そんな会話を交わし手を組んだ。

それから…

 


「オッサン…何気に2人の間に入って邪魔してこい!!」

 

「オッサン」言うな…それは子供の無邪気さで邪魔してこい」

 


「な!!やっぱりオッサンだなカスガじゃ無い!!」

 

「だからそれは何度も説明しただろう!!」

 


手を組んだと言いつつ相変わらずだ。

 


そんな2人を

 

「平和だな♪」

 

 

そう言って見ているアキ。

 

平行なんだか交わり合っているのかわからないシンとカスガであった。

 

 


その後2人を引き離そう作戦(?)は、ヴァルハラに戻る気配の全く無いカヤナにことごとく潰され、修行と云う名の八つ当たりをされたのはいうまでもない。

 

 


終わる。

意味解りませんごめんなさい…
珂威自己満足でした。

 HPから移動中(´-ω-`)


人気ブログランキングへ

拍手[0回]

PR

Comment

お名前
タイトル
E-MAIL
URL
コメント
パスワード

Copyright © DEVIL HEAVEN ~倉庫~ : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]

管理人限定

カレンダー

08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

最新コメント

最新トラックバック

フリーエリア

http://www.comic-r.net/ys4/rank.cgi?mode=r_link&id=6884

ブログ内検索

P R