葵座異聞録
キャラ崩壊ギャグ心の広い方は続きをどうぞ
それ逝け結姐さん2
見える人って初めてだからドキドキよ~
まずは自己紹介から始めましょう(*´∀`*)
モニとその横に居る。
とっても透けている。どう見積もっても普通の人間ではない。
そんな相手を見たら現実逃避してみたくなるのは当たり前の行動だと言えるだろう。
そんな状態に陥っている人物。水戸葵。
そんな事お構い無しにすすす~っと葵に寄ってくる透けてる人・荒銀結。
見えて話せる相手等今まで居なかった為、結のテンションはマックスに近い、というよりもう既にマックス振り切っている。
結を知る人がいればきっと・・・おまえ誰だ!!?と言いたくなる程の状態だ。
「は~い。ねぇアナタ。水戸葵ちゃんよね~?」
葵の様子を気にする事なく話しかける。
葵は、話しかけられてビックリしてヒッっと声にならない悲鳴を上げる。
「あらら~何で怖がっているのかしら?私は別に悪霊とかじゃないから大丈夫よ~呪ったりしないわよ」
ニコニコと笑顔で言い募るが、怖いものは怖いのだ。
「見えない聞こえない・・・」
そればかりを繰り返す葵に、溜息をついてしまう。
「ふぅ~。せっかく話し相手ができたと思ったのに・・・そんなに私が嫌?怖い?」
悲しそうな顔でそう呟いてみる。
もちろん演技で嘘泣きだ。
だって私は女優だもの~(*´∀`*)
結の内心なんてそんなものだ。
結構自己中な考え上等な人のようだ。
あまりに悲しそうな顔の結に、悪い事をしているような気がしてきた葵。
結の本心等知らず素直に信じてしまう。
「あ、あの・・・」
恐る恐る声をかければ、結は心内で掛かった!!( ̄ー ̄)とほくそ笑んでいる。
「ごめんなさいね。怖がらせる気はなかったのよ?ずっと周りに見える人が居なくてモニだけが話し相手だったから・・・寂しかったのよ」
ちょっと悲しげに儚げにそう言ってはいるが、ココでキメないと逃げられるわ。
逃げられたらもう絶対次は無い。
絶対ここで落とすわ(*´∀`*)等と計算高く考えている。
「え?そうなんですか・・・えっと」
「自己紹介が遅れたわね。私は、琳の姉で荒銀結よ葵ちゃん」
「え?えぇぇぇ!!琳のお姉さん!?」
「あら、驚かせちゃったわね・・・琳が心配で成仏しそこねちゃった(ノ∀`)だから琳が幸せになるのを見届けてから成仏しようかな~と思ってるの」
心配したのは事実だが、本音は面白そうだから葵座に居着いているだけだとは言えないので適当に言い訳を並べる。
素直な葵は、それをしっかり信じた。
「そうなんですか?でも、琳しっかりしてるから大丈夫ですよ?解りづらいけれど優しい人だし・・・」
葵の琳はしっかりもので優しい発言に結は・・・
うん琳に気があるのね!!v(=^0^=)v
心の中で自分に良いように解釈した。
一方の葵は、みんなから聞いていた結は弟思いの優しい姉という言葉を信じている。
なので結の言葉はしっかりと信じているのだ。
「葵ちゃんが琳の事を解ってくれて嬉しいわ(*´∀`*)みんな私が見えないから話し相手はモニだけだったからこれから私と色々お話してくれると嬉しいわ」
ニコニコと言う結に、恐怖はもう無い。無いから素直に応じている葵。
「あ、はい。こちらこそよろしくお願いします。でも、誰も居ない所で話さないと私怪しい人になっちゃいますよね・・・?」
みんなには見えないのだから人の多い所で結と話しをすれば怪しい独り言を言っていると思われることは必然だ。
その事に思い当たったからそう言えば、結も解っているようで葵の部屋か誰も居ない所でお話しましょうと言われた。
そんな約束をして結と葵は今日のところは別れた。
結は上機嫌で鼻歌を歌いながらモニを撫でる。
「ねぇモニ~♪私ね~琳と葵ちゃんをくっつけたいの~モニも協力してね(*´∀`*)」
そんな事を言う結に、モニも当然と言うようにひとなきした。
さぁこれから忙しくなるわ~(*≧m≦*)
結の暴走は始まったばかりだ。が、誰にも止められない。
終。
続くんです?
結姐さんの暴走は止まりません。