原田家と愉快な仲間たち
もう隠居しても・・・隠遁してもいいでしょうか?
冷静と殺意と忍耐の狭間…前編
旧姓、雪村千鶴、現在原田千鶴の住む家の近所に着いた・・・。
あと、100m程で戸口に着く・・・・・・・・・・・・が、嫌な光景が広がって・・・いる。
死んだ筈の者達が見えるのは・・・・・・気のせいDEATHカ?
前回は、あの集団は居なかった・・・
「・・・疲れてる・・・のか?
だが、・・・・・・・・・現実ならばかかわりたくないな・・・(T_T;)」
本音がポロリとでた。
風間の相手ダケでも頭痛い問題なのに、亡くなった筈の新選組迄相手にすると考えただけでも・・・疲れるなんてものじゃない。
虚ろな目をして、100m手前で立ち止まっている天霧だった。
そんな天霧に気付いた不知火は、ニヤリと意地の悪い笑いを浮かべた( ̄∀ ̄)。
その笑顔に、嫌な予感を覚えて回れ右をしようとしたが時すでに遅し・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・だった。
「おい、天霧~~なぁ~にぃ~立ち止まってんだよぉ~(極悪笑)(・∀・)」
物凄く嫌な笑いをした不知火が、天霧がココに来た理由を分かっているくせに聞いてくる
それが、ちょっと今の天霧には、癇に障る。
それどころか微妙にそこはかとなく・・・・・・殺意さえわくのだった。
「・・・千姫の使いだ。風間を迎えに来た・・・」
短く要点だけ告げる。
その答えがちょっと面白くないと思う不知火
「はぁ~?それだけの為に来たのかよ?つまんねぇな~┐(´д`)┌」
からかう気も失せた様だった。
「それならば、千姫よりのもう1つのお願いという命令をお前に譲ろうか不知火?(--〆)」
実際余りやりたくない千姫のお願い(やらなきゃ確実に自分が殺られる)を不知火に譲るというか押し付けたいと思っている天霧は、そう不知火に言う。
不知火は、胡散臭げに天霧を見る。
「何だよ…そのお願いってのは?」
自分の仕事は確実に自分でやる天霧が、そんな事を言うのは以外で何を言うつもりかも気になり聞いてみる事にした。
「・・・馬風間を九割殺しにして連れて帰って来い・・・・・・だそうだ( ´Д`)=3」
遠い目をして告げる天霧。
それを聞いた不知火は、口を引き攣らせて、
「面白そうではあるけどよ・・・1人でやんのかよ?今の風間を如何にかすると・・・精神的に何かを喰らいそうなんだよなぁ・・・(´・_・`)」
そう言った。
今の風間は、本当に何か変なモノ(電波?)が出ているような気がしてかかわりたくないのである。
妙な事を言い出して、精神的なダメージを喰らう事があった。
でも、戦う事が基本的に好きな不知火は少し悩む。
殺り合うのは楽しい・・・でも、今の風間は、精神的に何かが磨り減る気がする・・・・・・。
そんな2択で悩む不知火を、いっそ風間に投げ付けようかと思っている天霧。
そんな2人に気が付いたのは・・・・・・
更なる難題になるであろう、新選組の問題児でもある沖田総司だった。
続くんです(ノ∀`)
苦労人(苦労鬼?)な天霧さん。
新選組幹部と同胞に巻き込まれ災難と苦労をかけられる。ちょっと可哀想な存在になるのはウチの基本ポジションです(*´∀`*)