もしも・・・
「もしも、雪村家が滅んでなくて、一族仲良く暮らしていたらどうなっていたんだろうね?」
そんな事を千姫が言い出した。
「そんな事になったら、薄桜鬼の物語り自体始まらないでしょう?」
そう、言うと。
「だから、もしもよ!?」
と、千姫は悪戯っぽい笑をして言った。
「まず、絶対に千鶴は京都には来ないだろうな」
なぜか、薫が、話に混じっていた
「…何で薫が…?」
「通りすがりだ」
「イヤイヤイヤココトンショデスカラ」
「何で片言なのさ?」
「驚きすぎて」
「そこの、双子!!2人だけで楽しそうに話さないでよ!って私も仲間に入れなさいよね!」
「「イヤ、楽しそうではないでしょう!?」」
ハモっていた。
「…薫ってツンデレシスコンで、ナルシストでしょう!!」
イキナリ千姫が、薫に向かってそんな事を言い出す。
「何でそうなるのさ!!可笑しいだろうソレ?」
そう反論する薫を、せせら笑いながら
「だって、あんた、女装して鏡の前でウットリしてたって天霧さんが言ってたもの?」
千姫は言った。
それに反論しようとした薫を遮り千鶴が
「薫って女装は、仕方無くじゃなくて…好きだから…ていうより趣味だったんだね!!」
驚愕の表情で言った。
その言葉に、顔を引きつらせ固まる薫。
床を叩いて爆笑する千姫。
その様子に、ヘンな事言ったかな?という顔でキョトンとている千鶴。
とある、のんびりとした日の出来事。
因みに、ソレから数日薫に嫌みを言われたのはいうまでもない。
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