あいつを黙らせる為には多少の強引さも必要なのよ?
Fate
~剣の丘に居座ろう作戦会議・所によりジャイアニズム発動~
剣の丘に建つ衛宮邸。
中は大変賑やか・・・というより煩い。
座の所有者の許可無く建てたにも拘らず・・・
中に居る住人(?)達は平然と変わらぬ日常を繰り広げていた。
「しかし・・・アーチャーの奴遅いわね」
空になった湯呑を士郎に突き出しながら言う凛。
「仕方ないだろ・・・あいつ居たら絶対許可でないし?留守中を選んで来たのは俺達だし」
突き出された湯呑を受け取りお茶を注ぐ士郎は、留守を承知で来たと宣言している。
「そうよ。押し掛けて居座るつもりな手前仕方ないじゃない?バレたら即刻追い出されそうだし?作戦練らなくちゃ」
追い出されない様先に作戦を練る為に留守狙ったんじゃないと笑顔で言い切るイリヤ。
しかも居座るつもりでやって来たと言い切った。
「そうですよ姉さん。追い出されたら私達野良英霊です!!」
追い出されたら士郎と一緒ならそれでもいいと思いながらも言う桜。
野良英霊って・・・そう思ったが誰も突っ込まない。
「解ってるわよ。もし文句言うようならガンドでもお見舞いすれば黙るわよ」
文句など言わせないとばかりに脅す気満々の凛。
「いや・・・座の所有者襲うなよ」
とりあえず窘めてはみるが、たぶん凛はやるだろうと予想している。
自分が彼女のやると決めた事を止められる訳がない事を十分理解している弟子。
「ふふん。元だけどマスターである私の言う事聞かないなら殺るわ」
殺っちゃうのはダメだろうと思うが・・・
禍々しい気を滲ませて宣言する凛に皆引いている。
「「「「・・・」」」」
声も無く無事に逃げ切れるといいなアーチャーとみんな心の中で応援した。
「ジャイアニズム振りかざすなよ」
呆れた溜息混じりに呟いた士郎。
だが凛の耳は地獄耳だった。自分への悪口や悪意に対しては・・・
「何か言った?士郎?」
腹黒赤い悪魔が黒い慈愛の笑みを浮かべて士郎を見る。
士郎は、ある程度の免疫はあるものの基本この師匠には逆らえない。
精神的な何かをすり減らしてしまいそうだから。
よく生前に摩耗しなかったな?と言えるほどに・・・
「でもさ、セイバーもランサーも座が消失しちゃってるんだからここから追い出されたら消えちゃうんだろう?」
士郎は、滝のような汗を背に流しつつ話の矛先を変えた。
これ以上何か言って悪魔を魔王にしない為に。
「はい」
「だからよ~追い出されたら困るわけだし」
「最終的に脅してでも居座るしかないです」
真剣な面持ちで語るセイバー。
どこか面白そうに言うランサー。
脅す気満々の凛とイリヤ。
どこか怖い笑顔を浮かべている桜。
ライダーとバーサーカーは、マスターの意思に従うといったし感じだ。
最終的に士郎は、師匠には逆らえないのだから
アーチャーに味方はいない。
それからアーチャーが座に帰ってくる前に絶対奴にNOと言わせない為の作戦会議が度の様に行われたかどうかは謎。
終わり?
この後の後が英霊エミヤ~に続きます。
あの騒々しさは作戦会議中だったようです?←
次回予告なのか?
遅れて来た麻婆神父と英雄王
英雄王と麻婆片手にやって来た神父様はやっぱりこの座に居座る気の様です?
をお送りできるとイイナ←
何かなこのシリーズ?
色々突き抜けた設定とかでどこまで逝っちゃうよ~な感じでお送りするよ~(/ω\)
もうご都合主義です(ノ´▽`)ノ