この地で私に逆らいますか?そうですか?
Fate
~ストーカーはパクッと放置で麻婆神父は大人しく麻婆食べてればいいよ~
俄かに騒がしい足音。
衛宮邸の住人は、全員今に集合している。
のに廊下に響く足音・・・
アーチャーでも帰って来たのかとも思ったがそうではないらしい。
英霊の座に来客など無いだろう。
なのに足音が聞こえるというのは何故か?
一斉に武装する。
緊迫した居間の障子が勢いよく開けられた・・・
開け放たれた先に居たのは
麻婆を片手に持った言峰綺礼と
何様俺様我様英雄王ギルガメッシュだった。
ちょっと待て・・・
何でお前らがここに居るんだ!?
突然の来訪に呆然としてしまった。
いち早く我に返ったセイバーが問いかけた。
「英雄王、言峰なぜあなた方がここに居るのです?」
抑えてはいるようだが微かに威嚇している。
そんな事は気にしないギルガメは尊大な態度を崩さない。
「決まっているではないか、セイバーある所に我もまたありだ!!」
「「「「・・・・・・・・」」」」
出た意味不明我様理論!!!!
答えにもなってない。
「私はギルガメッシュの保護者だ」
付け足しの様に言峰が言うが保護者って・・・何さ?
英霊に保護者いるの?
てかあんたマスターじゃ無いの?どうなの?
そんな疑問はキレイにスルーされる。
本当にこいつら何で居るんだよ。
「簡単に言えば世界を脅したとでもいうか?」
脅したって訳わかんないっす
まぁ・・・こっちもそんなもんなのであまり反論できないが・・・
「ふっ・・・ただギルガメッシュがセイバーと同じ座に送れと世界に言っただけだ。そして気が付いたらここに居たというだけだ」
言峰が付け足した理由に唖然とする。
座まで追いかけるって・・・ホント
性質悪いなこのストーカー
本当は英雄じゃなくて我様ストーカーじゃないのか?
誰もがそう思ったがその思いは飲み込んだ。
話が進まなくなるのともう少しでアーチャーが帰ってくるかもしれないから早く話を纏めておきたい。
「その2人の事は後でアーチャー立会いの下考えるとして」
士郎がさっさと話を纏めようと口を開く。
「そうね。私達がこの座に居座る事を優先して考えましょう」
凛が居座ると宣言している。
もうそれはこの場に居た者の決定事項なのでそこは気にせず話を進める。
言峰は、今は口を挟まない方が賢明だと理解したのか持っていた麻婆を食べ始めていた。
英雄王(ストーカー?)は、セイバーにちょっかいを掛けようとしたが桜にパクッとされていた。
「邪魔しないでくださいね?」
ニッコリと可憐でどことなく真黒な笑顔で言う桜にコクコクと首を縦に振るしかない。
「では、意見を纏めましょう」
凛がこれまで出た意見を並べる。
が、どれも最終的に
武力を使ってでもアーチャーを黙らせる。
というモノなのでまとめるも何も無いじゃんと士郎は思ったが口には出さなかった。
一人でこの口の立つ以前に笑顔で人の傷口に塩刷り込むくらいしかねない師匠に立ち向かう事等出来る筈がないのを痛いほど解っている為に・・・
とりあえずギルガメは邪魔だという事で桜にパクッとさせたままアーチャーを待つ事に決めた。
終わり?
ギルはストーカーの称号を得た。(いらんわ
言峰は隅で麻婆を食べている。(居場所が見つからないんだ
桜は煩いギルガメをパクッとしたままだ(邪魔されると困るんです
凛は宝石を見てニマニマしている(試してみたい魔術があるのよw
士郎は現実逃避で料理を作り出した(アーチャー無事で生きろよ
セイバーはお茶菓子を食べている(腹が減っては戦は出来ぬです!!
ランサーはだらけている(暇だ~早く帰ってこいよ~
イリヤは笑顔で家の中を漁っている(何か面白いものないかしら?
方向性はアーチャーを武力行使してでも黙らせて居座る事に決まったようです?
頑張れアーチャーw
RPG的な感じで(`・ω・´)
次回?
アーチャーさん自分の座で襲われる?
何かおかしな方向に進んでますよ?