忍者ブログ

DEVIL HEAVEN ~倉庫~

22・1・26 ダンス開始 倉庫化しました。こちらの更新はありません

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

お題・あの月を抱き寄せれば

あたしを満たす月は・・・唯一のひと



花男・あきつく





 

月に抱かれて・・・

月のような人だと思った。

 


激しくはないけれど、優しく穏やかに包んで照らしてくれるそんな人だと。

 


だけどそれだけじゃ無く、激しい一面も持ってる。
月だって太陽を隠すもの・・・だからあの人も太陽のようなあいつらをも黙らせる事もあるんだって知っている。





 

だけどあたしを包んでいる優しさは月の光の様に淡くて優しい。

 

 

いつの間にか惹かれていた。



 

気付いたら傍に居るのが当たり前で。
何でこんなになるまで気付かなかったのだろう?

 


あたしはよく鈍感と言われるけれど
本当にそうだと今更気づく。








道明寺との恋・・・




 

瞬間に燃え尽きるような激しい恋。
それはあたしに安らぎを与えてくれる様なものではなくて、いつも何かに追われ、
疲れて心も体も疲弊していくそんな恋だった。

ジェットコースターのような恋とはよく言ったものだと今では思う。








あの恋ではいつも花沢類に癒されていたと思う。
空気のように包んでくれていた。
だけどあたしは花沢類とは歩めない。



魂が繋がったソウルメイト。
自分の一部とは付き合えない、付き合おうとは思わない。



類があたしを好きだと言ってくれてもあたしにとっては恋愛の好きではない。
鈍感なあたしでもそれは分かる。




類は恋愛感情、恋情の好き。
でもあたしの類に対する好きは友達、仲間に対しての好きだと言えるから。






 


「ふふふ・・・でもあたしは気付いたんだよ?」





 

ゆっくりと振り返ると月がひとつ

 



 


そっと近付くゆっくりと
美作さんは何も言わずそこに立っていて。

 


「・・・今日は冷えるのにそんな薄着で出歩くなよ?
ほら、これ掛けて」



 

近付いたあたしにそっと掛けてくれるジャケット。


 

「ありがとう」






ふわっと笑ってくれるその笑顔が好き。
何気ない事で笑って、
怒ってくれて、

心配してくれて、
包んでくれて、

迷ったら照らしてくれる・・・
引っ張ってくれる訳じゃない。

こっちだと示してくれる訳でもない。
ただ傍であたしの出す答えを見守ってくれて
一緒に悩んでくれる。





 

そんなあなたが好き。
聞こえる?
あたしの心臓?
素直に美作さんの傍に来ると煩いくらいドキドキしてるんだよ?




 

あの月を抱き寄せれば





 

好きだと素直に言えば



 


答えてくれるのでしょうか?
あたしの思いに
あたしの恋情に・・・答えてくれますか?






 


「・・・俺は好きだよ?
ずっと牧野の事が好きだよ?」



 

ハッとして見上げると





キレイに綺麗に笑った美作さん。




 

「え?」




 

「牧野声に出てたぞ?いつまでも治らないんだなその独り言の癖?
だけどその癖に感謝だな」







「な・・・んで?」





 

「俺は牧野が好きだけど、牧野は別の奴が好きだと思ってたし?
その独り言が無ければ俺は牧野の気持ちに気付けなかったよ?」




 

そう言ってふわりと抱きしめられた。
その温もりが嬉しくて切なくて





 

貴方が好きだと想いが零れる。

 

 

 

見上げた肩の向こう側に大きく綺麗な








満月があたしたちを照らしていた。

 

 

 

 

終わり。

何気に中途半端っすねw



 



人気ブログランキングへ

拍手[3回]

PR

Comment

お名前
タイトル
E-MAIL
URL
コメント
パスワード

Copyright © DEVIL HEAVEN ~倉庫~ : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]

管理人限定

カレンダー

08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

最新コメント

最新トラックバック

フリーエリア

http://www.comic-r.net/ys4/rank.cgi?mode=r_link&id=6884

ブログ内検索

P R