案外、末永くやっていけるのかもしれない
花男・司Birthdayその5
司視点?
俺の決意。
牧野と付き合いだした。
と言ってもまだ俺の片恋だという事は何と無く分かっている。
姉ちゃんを巻き込んで掴んだこの状況を使って絶対俺のモノにしてみせる!!
それが俺の決意だ。
だけど問題は山積みで・・・
逃げる、蹴る、殴るを平気でやってのける女牧野。
どうやって俺に気を向けるか・・・あきらの言う事、総二郎の言う事を実践するも全くあの女には通用しなくて。
あいつらの言う事なんて真に受けるんじゃなかった!!
俺に惚れるどころか、嫌なものを見る目で見やがった!!
俺の本気の思いを分かっていない牧野に、俺の思いをガンガンぶつける事にした。
「牧野!!好きだ!!」
とりあえず素直に言葉にしてみる。
「あんた何こっぱずかしい事言ってんのよ!!」
真っ赤になって怒る牧野。
そんな顔も可愛いと思う。素直に言ってやるとさらに怒る。
牧野が俺の言葉に反応するのが嬉しくて、楽しくて、さらに言い募る。
「しょうがねぇだろ?俺は、どんな女より牧野が好きなんだから!!お前以外どうでもいいんだよ!!」
俺の言葉にこれ以上ないって位真っ赤になって照れ隠しで俺を殴る。
走って逃げて、振り向いて真っ赤な顔で
「もぅ!!あたしだって・・・あんたの事好きだよ!!・・・普通よりちょっと上ってだけだけど!!」
思いがけない牧野の告白(?)に、不意を突かれ真っ赤になる俺。
近くに居た幼馴染達は笑っていて、おめでとうとか言っている。
つー事は、さっきのセリフは俺の思い違いでも、白昼夢でも、聞き間違いでもないんだよな!?
にやり・・・
少しでも好きっつー事は、俺は特別って事だよな?
じゃあ俺はもう遠慮しねぇーし
逃がさねー
覚悟しろよ?
少しだけじゃなく、俺を本気で一番好きな奴にしてやるから!!
こんな関係が
案外、末永くやっていけるのかもしれない
そう思って牧野を追う事に専念した。
おわり。
・・・何したかったんすかね?Σ(~∀~||;)
Birthday企画終了w
次はあきら?
の前にValentineがアルネ?