髪を撫でる(手触りとかもあるけど、君が許してくれるから)
ボツVer
花男・総つく
許される温もり。
俺はちゃらんぽらんに生きてきた。
だけど牧野に出会って、自分が変わる事で見えてくる物が違って見えることが分かった。
俺は世の中悟ったつもりでただ何もかもただ、諦めていただけだと理解することになった。
その頃には牧野は、司の女で・・・だから諦めた。
ダチの女は取らないと決めていたから。
メディアを使ってまでした4年後の約束は果たされる事無く司と別れた牧野。
理由は・・・司の馬鹿のせい。
NYに渡って1年を過ぎた頃、記憶を無くすほど呑んで女と関係を持ってしまったらしい・・・
事実がよく掴めていないから、らしい、なのだが。
相手が妊娠までしてしまったら無かった事には出来なくて、婚約結婚まで早々に決まってしまった。
あいつが記憶を飛ばすほど呑むのは珍しい・・・薬でも盛られて嵌められたと俺達は思っている。
だけど牧野は、そんな理由があっても相手が妊娠したのなら責任は取らなくてはいけないと辛そうに言って別れを決めた。
司は諦めきれていないようだが仕方がない。
その頃になると鉄の女である司の母親である道明寺楓も牧野を認めていて・・・頭を下げ牧野に謝罪した。
牧野は暫くは落ち込んでいたが、半月もした頃
『西門さんこれからもお稽古は続けさせてもらっていいかな?ここまで通ってきたらもう免状もらっちゃうまで頑張ろうかなって?
それに茶室って落ち着くんだよね・・・』
と稽古に現れた。
もちろん俺は快諾した。
まだ傍に居られると。
不思議な事に、司と別れた牧野は西門に染まってきていた。
俺は不思議で、牧野を観察していて
家元である親父と仲良くお茶を啜って世間話をしている牧野を発見した。
親父だけでなくお袋とも仲良く話している。
いつの間にそんな関係築いてたんだよお前。
お袋は、俺が自分の弟子として稽古をつけている牧野が気になってある日偶然を装って話しかけたところ・・・
牧野の人柄や笑顔に惹かれ、お茶だけじゃなく着物の着付けも出来るといいと家元夫人直々に着付けとお花を教え始めたと内弟子から聞いた。
親父はお袋の変化を不思議に思い調べて牧野に行き付きやっぱり牧野が気に入ってたまに家元直々にお茶を教えたりお茶を飲んで
話したりと、まるで家族の様に付き合っているとの事。
俺を通り越して何してんだ牧野!?
ある日落とされる爆弾。
『総二郎さん、あなたつくしちゃんをどうお思い?』
あんた達は俺の嫁には相応しくないとか言いたいんだろう?
心の中で毒づく。
『どうとは?』
『私も家元もつくしちゃんが総二郎さんのお嫁さんになってくれると嬉しいんですの。
だから、つくしちゃんが好きなら頑張ってモノにして頂戴!!』
『え?いいんですか?牧野は・・・一般より随分生活水準低いですが?』
『家柄なんてどうとでもなるわ!!だってつくしちゃんの後ろ盾は楓さんが居るしほかにもいますわ。
それに美作の息子さんも花沢の息子さんもつくしちゃんを狙っているというではなくて?私つくしちゃんじゃなくちゃ嫌ですわ!!』
すごい剣幕で言われ・・・あ、牧野に本気になっていいんだ・・・と
ならば・・・本気で牧野獲得に動く事に同意して・・・
それから1年長かったのか短かったのか・・・
牧野と付き合うことができた。
そこまでにはいろいろあったけど・・・
妨害とか妨害とか妨害とかぼ・・・・・・・・・・・・
そんなこんなで今愛しの恋人は
俺の腕の中でお昼寝中。
愛しい温もりと重さに
幸せを感じる。
髪を撫でる
気持ちがいいのか
笑っている。
手触りとかもあるけど、
君が許してくれるから
調子に乗ってついつい撫ですぎて
牧野は真っ赤になって怒る。
でも、寝ている時くらい
撫でさせて?
抱きしめさせて?
牧野の存在を確かめさせて?
君が俺のものだと感じさせて?
お前だけを
愛してる。
おわり。
没駄文。
最終的に何がしたかったのか・・・?
途中からおかしな方向に向かったので無理やり修正w
で、ボツ。