今が楽しいのよ
そんな日常がスキ
「ねぇ真治…犬飼の飼い主ってやっぱアンタな訳?」
リトルが、突然言い出した。
「違うぞ」
真治が答えると。
「俺に飼い主が居る訳ねぇだろう」
そう犬飼が言ったところで…
「こんな図体がデカイのを飼えるスペースなんて俺の家にある訳無いだろう?」
と、真治が真顔で付け加えた。
「そうだよリトルちゃん、犬飼君が入れる犬小屋を用意するの大変だよ?」
何故か由香が会話に入ってきた。
「由香ちゃん…そうよね~犬飼飼うなら大きな犬小屋が要るわよね?ね、真治」
「ああ、そうだな…少なくともストレスが溜まらない様教室の半分から4分の1は要るだろうな?」
真顔で真治が畳み掛けた。
「皆してヒドクねぇ?俺は犬じゃないって言ってるだろう!?」
そう言いながら、犬飼が床にのの字を書きながら拗ねている。
その姿を見ながら
「「「冗談だって」」」
そう、3人が言う。
「だって、犬飼遅刻多いし?」
「昨日も一昨日もその前もちこくだろう?」
「だから、これは~」
「「「罰ゲームなんだ「よ」「って」「だ」」
そう言われた犬飼は
「じゃ罰掃除とかはめ「免除にはならないぞ」
犬飼の言葉を遮るように掃除命令を下す真治。
そんな日常が今とても気に入っているリトルだった。
終わり。
何気ない幸せ
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