少しづつ変えていければ・・・いいな・・・
新しい関係
「イズサミ…お前、アキが好きだと言っていたが…」
途中で言葉を切って、ゆっくりとイズサミの方へ振り返ったカヤナは…
「…世間知らずの馬鹿には、私の大事なカヌチであり大切な友いや…それ以上の存在であるアキをやるわけにはいかんぞ!!」
と、まるで地獄から響くような声で言った。
イズサミは、ビクビクしながらも、(涙目で)睨んで
「家事全般壊滅的なカヤナに言われたくないもん!!それに、トウラが認めてくれればいいんだもん!!」
そう最もらしい事を言って反論した。
「チッ…イズサミの癖に私に反論するな!!」
忌々し気に舌打ちして言ったカヤナ。
「僕の事二回も殺したくせにそんな事を言うのカヤナ!?」
イズサミの台詞に、回りの村人が一斉に2人を見た。
そんな事を気にせずに言い合う2人に、呆れた視線を向けているアキは
「2人とも楽しそうよねコロ?」
コロを抱き抱えてそう言って笑っている。
「コロッポ♪(仲良し♪アキ~お腹空いた~)」
コロの鳴き声(言葉?)に頷いて
「そろそろご飯の用意しなきゃね?」
カヤナとイズサミを置いて家に帰って行くのだった。