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DEVIL HEAVEN ~倉庫~

22・1・26 ダンス開始 倉庫化しました。こちらの更新はありません

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乙女系・BloodyCal・名前

噛みそうになりません?



BloodyCallプレイ中何度も思った事デス


名前

私は、自己紹介というか…名前を聞いたときから思っていた。


「黎明って言い辛い」



溜息混じりに呟く…誰も居ないので聞かれることは無いと思っていたのに、ドアの向こうから押し殺したような笑い声が聞こえてきた。
どうやら司狼のようだ。



私は、無言で勢いよくドアを開けた。



「うぉ…いきなり開けるなよビックリするだろう?」



そう言っている司狼の顔は、まだ笑い足らないとばかりにいい笑顔だ。



「うそ。気配で開けるの分かってるくせに!!」



子供っぽいと思うけれどふくれて言うと、司狼は、やっと笑いを引っ込めた。



「いや、悪かったな~、でも、ノックしようとしたらお譲ちゃんの呟きが聞こえてきて思わずツボに嵌っちまったんだよ。悪いな」



ちっとも悪いとは思っていないであろう声色だが、これ以上駄々っ子のように追求するのも私の呟きが原因なので言えない。



「う~、今の黎明には言わないでね?落ち込みそうだし…」


一応口止めをすると、分かってるとばかりに頭を撫でられた。
今回は自分の悪いのが分かるので突き飛ばしたりは出来ない、これ以上何かくれば遠慮無く突き飛ばすけれど…そんな事をぼんやり考えていると、司狼が、悪戯でも思いついたように聞いてきた。


「じゃあ~お譲ちゃんは、どんな風に呼べば呼びやすいんだ?」



ニヤリと、笑って言われて、ふと考えてしまった答えに慌てて首を振る。
その様子に、何かを感じ取った司狼が、笑顔で促す。
でも、この呼び方を言って良いのか?と、疑問もあるが、言わないと何時までも引っ張られそうでもある。
ちょっと考えて釘を刺せば良いかな?と、思って言ってしまう事にした。
その後後悔する事になる…。



「双葉、あなたは、司狼に何を言ったんですか?」


その日の夕方、額に珍しく青筋を浮かべた黎明に、言い寄られる。
が、そんな事を言われても心当たりが無い。
分からないので首を振る。


「そんな筈ありません!!あなたの発案だと言ってました!!」


強い口調で言い切られても分からない。


「ちょっと待ってれっ黎明」


名前でちょっと噛みそうになったので一端区切る。


「えっと、それで何が私の発案なの?」



心当たりが無い…けれどまさかアレじゃ…と、思い当たった事が脳内に浮かんだとき黎明が、決定打を打った。



「僕の呼び方です!!」


と…。


「言わないって言ったのに!!」


そう、言った私に黎明は、どうしてですかと詰め寄る。私は、ついウッカリ本音を言ってしまった。




「だって、黎明って言い辛いんですもの」


と、言った所で司狼が、口を挟んできた。



「そういう事らしいし良いだろう…なぁ~」


そこで区切ってニッコリと良い笑顔で言う。




「な、メイメイ」



黎明は、肩を震わせ、司狼は、壁でも叩きそうな位笑っている。
私は、居た堪れないんですが…。
その後、幾つかの問答の末屋敷内では私の呼びやすいように呼んで構わない事になったが…流石に黎明の視線を受けるとメイメイと呼べるほど私の神経は図太く出来てはいない。
だから、独り考え事を纏めたりする時脳内でコッソリと呟いているのは、私だけの秘密。…だよね?




そんな会話を聞いていた構成員のみなさんは、裏でコッソリ黎明をメイメイと、呼ぶ者が増えたらしい。


終わる。
私は、プレイ中黎明をメイメイ言ってました(笑)
その内イラストとかアップしたい←野望?


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