人の考えでは及ばないのが神と言える所以ですか?
神様は不可解なモノなのです。
全てが終わり、平和な日常が訪れ………た?
ハズだった……昨日眠りにつくまでは。
朝目覚ましのアラームが鳴るよりも早く目が覚めた。幸か不幸か私が目を覚ますと目の前に
大岩に戻った筈の神様の化身である双子。
諏訪兄弟が、何故か私の目の前…寝ている私を覗き込んでいた。
私は、暫く思考が停止していたが、2人は、お構い無しに話し掛けてきた、ソレは一方的に。
「あ、さらさらストレート、起きたのか?おはよう?」
首を傾げて疑問系で挨拶をする兄の恭介。
「お?やっと起きたのか、藤森沙弥。腹減ったから飯!!」
相変わらず?オレ様で用件だけ言う弟鉄平。
ソレを呆然と見ている私。
・・・・・・って、私寝起きですよね!?と、いうかこの2人何時からココに居たの?
知りたいけれど聞くのが怖い。
で、取り敢えず
「きっ…きゃあぁぁぁぁぁぁぁ~!?」
悲鳴を上げた。
それから、数秒後、私の幼馴染(でも他の皆はストーカーだと言っている)大蛇凌さんがやって来た。
というよりも、飛び込んできた。が、どうやって入ってきたのデスカ?ロックかかってたよね?
何が何だか解らなずグルグルしていると、他の守護者達もやってきた。
一様に諏訪兄弟が居る事に驚いている。
けれど、私は、早く全員部屋から
「出て行ってください!!今直ぐに!!全員出て行って!!」
だから取り敢えず。
皆でご飯を食べよう!!
全てはそれから…………たぶん?